The Heritage Academy of Language Arts

 -日本語継承オンライン校-

日本国を離れて住みながら

我が子に、日本語を習得して欲しいと願う親御さまへ

私たちが、我が子に、

それでも日本語を習得して欲しいと願うのは、なぜでしょう?

英語をはじめとした、世界の公用語とされる言語の体得に注力する方が、

より多くの人と交わり、生きていけるであろう、これからの時代。

『人は想いを声で発し、言葉となり、そして文字は生まれた。
やがて、「言葉」を体系的に記すことで、言葉が文字化し、「文字」が生まれた。
過ぎゆく「今」の伝承を願うとき、言葉を文字に宿すことで、私たちは、今を録することを得た。
記憶にのみ頼らざるを得ない口承文化から、記録を併用できる文字文化が興ったのだ。』

~公益社団法人 国際日本語普及協会機関紙 2014年宇佐美志都寄稿文より~

主宰である、私・宇佐美志都は、学術的・経験的知見(※1)と、海外と日本を往復しながらの、現役子育てバイリンガリズムの知見(※2)を基に、

未來に活きていく『日本語』が包括するであろう要素の継承を目的として、ここに開校致します。

私たち親が、子へ想う・・・「日本語がわかってほしい」は、「日本のことを継承したい」とも言い換えることができ、言語学的には、『継承語』ととらえます。

そして、その習得には、あらゆる言語習得の代表的な四技能(読む・聞く・話す・書く)に着眼しただけでは、これからの我が子たちの力として願う核たるは、醸成されないと考えます。教科としての「国語」ではなく、言語技術(欧米での称呼はLanguage Arts)的な観点や、日本の歴史や文化に触れるからこそ養われる感性の醸成、

更に、書字能力(書写・書道)の錬成、詩歌や言霊の響きを味わう鑑賞を取り入れることで、それらを更に彩る授業内容を構成。もちろん、日本語を構成する為に必要不可欠な漢字の習得も、正整美を体得しながら目指します。漢字検定などの習得の補佐も、受講者には、無料で行います。授業は、3~4カ月単位を1学期とし、年間10カ月を3学期として構成。学期毎に、授業内容にそれらが組み込まれています。

 いま、あなたが、日本国外に身を置くからこそできる、継承日本語教育。

 あなたから、あなたのお子様への日本語継承を、一緒にはじめましょう。

                 

                    2022年 夏  シアトルにて 宇佐美志都 

※1・・高校芸術・書道科目での教鞭(1999年)・学芸員免許取得のうえでの伝統文化理解と普及(1999年~)・日本政府関連機関での小学生作文コンクール審査員(2009~2017年)・漢字の成り立ちを解く(漢字学者・白川静博士より文字文化認定講師拝命)執筆連載・講演(大人・児童)活動(2003年~)・米国でのボランティアでの書き文字教室・保護者教育相談(2016年~)、コロナ禍による学習損失支援としてボランティアでのオンライン国語学習支援授業・保護者会開催(2022年)など、20年以上に亘ります。

※2・・我が子の生活期間比重としては、2022年現在で、日本での居住期間が、米国より多くなったところです。